国際ビフレンダーズ憲章
国際ビフレンダーズの目的は、自殺率減少のためのボランティア活動を推進することである。自殺率の減少は、社会問題としての自殺に対する公衆の認識を高めること、適切な研究活動を促進することによってある程度達成される。しかし主要な方法は、危機に直面する人々や自殺の危険のある人々のために、ボランティアによって運営されるセンターの設立を可能にすることである。8項から成る憲章は、センターがどのように活動し何を提供するのかを表明する。憲章の目的は、センターが提供するサービスの要点を広く社会に対して明示することである。憲章はセンターが何をするのかを示すことによって、アマチュアと専門家を含めて他のサービス組織との協力のための基盤となる。(他の組織がB1に加盟する際の資格確認と意思決定を可能にする。)憲章はまた、潜在的な財的支持者が何を支持するように招かれているのか、情報を与える。何よりも、憲章は、センターが援助しようとする人々に、センターから何を受け取ることを期待することができるかを告げる。

◆センターの第一の目的は人が自殺したいと思っているその時に感情的なサポートを提供することである。
◆またセンターで奉仕するボランティアは、目分を受容し理解してくれる人が誰もいないと感じている人のために耳を傾け、それによって苦痛、孤独、絶望、抑うつを和らげることに努める。
◆センターと相談関係を持つことによって個人の自田が制限されることはない。このことは匿名で相談する権利によって保証される。
◆誰かがセンターと電話・手紙・訪問・その他の万法で相談関係をもったという事実は秘密事項とされる。また、その人が表出した内容についてもすべて秘密が厳守される。
◆センターは政治色宗教色を持たず、ボランティアは自分の信念を誰にも押し付けることをしない。
◆ポランディアは他の経験を積んだボランティアによって選ばれ訓練され指導指示される。
◆時として、センターは専門家の助言を求めることがある。
◆人によっては、センターの援助に加えて、適切な専門的援助を受けてはどうかと勧める場合がある。
コーラーの権利
◆尊敬をもって接遇される
◆秘密保持と匿名を保証される
◆アドバイスを受けない
◆コーラーに代わってビフしンダーが決定しない
これは、たとえそれが究極的に(そして残念なことだが)自分の命を終らせる選択を意味しても、問題解決の方法はコーラー自身が決定するというコーラーの権利に言及するものである。
◆どんな政治的宗教的影響も受けない
◆評価的判断をされない
◆自殺したいと感じているかどうかを問われる
◆センターが広報した時間・場所・方法で、コーラーのニーズにふさわしいビフレンディングを受げる
◆コーラーが望むなら専門家の援助を紹介してもらう
ボランティアの権利
◆ビフレンディングに必要な資質のゆえに選ばれる
◆ビフレンディング及び必要なスキルと知識を開発する訓練を受ける
◆リーダーとして任命された経験豊かなボランティアからスーパービジョンを受ける
◆ビフレンディング関してリーダーや他のボランティアから精神的サポートを受ける
◆センターの活動方針と活動の手順、ボランティアに期待される義務責任を熟知する
◆安全な環境でビフレンドする
ボランティアの権利
◆センターの第一の目的は、自殺念慮を持つ人々或いは舌悩する人々を精神的にサポートすること
◆コーラーの権利を尊重する
◆ボランティアの権利を尊重する
◆ビフレンディング・サービスを維持できる組織・財務・施設の基盤をもつ